早春賦

 

♪ 春は名のみの風の寒さや 谷の鶯歌は思えど

時にあらずと 声も出せず 時にあらずと 声も出せず ♪

 

3月の穏やかな朝、木漏れ日の間から柔らかい春の光が差し込んでいました。

あちこちから鶯の声が聞こえ、春の訪れを知らせてくれました。

朝から風が吹くと、鶯は歌おうとしても未だその時ではないと鳴かない日もあります。

こうして温かい日と寒い日を繰り返して春がやって来るのですね。

お店へ行っても、菜の花、セリ、新玉ねぎ、桜エビ等々、美味しい春の食材が増えてきました。

菜の花は辛し和えに、セリはお浸しや炒め物に、根っこは天ぷらに、桜エビは玉ねぎとかき揚げに

して春を楽しんでいます。

もう少し経つと筍も出回ってきます。

美味しい春をいっぱい楽しみましょう。